10代・20代前半は、特別気にしなくても肌トラブルがなかったはずなのに、25歳過ぎてから、ニキビや肌荒れが気になってきた……というアナタ。
25歳以降にやってくる、ウワサの “お肌の曲がり角”かもしれません。
キレイなお肌のピークはハタチと言われており、それからは残念なことに下降まっしぐら。
というわけで、アラサーやアラフォーになっても、キレイなお肌でいるためには、日々のスキンケアが大切になりますが、
「いきなり言われても、何をどのようにケアすればいいの!?」と困っちゃいますよね。
毎日なんとなくスキンケアを使うよりも、意味を知るほうが取り組みやすいと思うので、今回は基本のスキンケア【洗顔】編。
洗顔の役割、正しい方法と重要なポイント、よくある質問について、お伝えします。
- 洗顔のキーワードは「肌へダメージを与えない」
- 洗顔の重要な5つのポイント
洗う時間は1分半以内
ぬるま湯にする
泡をのせる
手に顔を近づけてすすぐ
拭くときもやさしく - ここが知りたい!洗顔のQ&A
- まとめ
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洗顔のキーワードは「肌へダメージを与えない」
洗顔の役割は、余分な汚れや皮脂・不要な角質などを、こすり過ぎずに洗い流すことです。
キレイに正しく洗うためのキーワードは、「肌へダメージを与えない」。
具体的な説明をする前に質問です。洗顔後のお肌の状態、いくつ当てはまりますか?
・カサつき
・ヒリヒリした痛み
・部分的に赤みがある
・洗顔後に保湿しても、つっぱり感が残る
ひとつでも思い当たっているアナタ、肌へのダメージが強すぎるかもしれません。
肌のダメージは、肌荒れやテカリ、小鼻の黒ずみ、化粧崩れが起きやすくなるなど、トラブルの原因になってしまうんです。
できるだけ刺激も負担もなく、Noダメージで洗顔を行うための、重要なポイントは5つ!
ポイントを意識するだけで正しく洗顔ができ、キレイな肌へと導きます。
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洗顔の重要な5つのポイント
① 洗う時間は1分半以内
1分〜1分30秒が、顔に泡を付けてから洗い流し終えるまでの理想タイム。
肌に洗顔料や水が触れている時間が長くなるにつれて、肌へのダメージが大きくなります。
② ぬるま湯にする
皮脂が一番落ちやすいと言われている、“32〜35℃のぬるま湯”がベスト。
とはいえ、ぬるま湯ってザックリして難しいですが、体感としては腕の内側に触れて、ちょっと冷たい気がする・かなりぬるいな〜と思うくらい。
腕の内側(イメージ)
冷水で洗うとサッパリして、毛穴がキュッと引き締まる感じがするという人もいると思いますが、引き締まるのは一時的。
むしろ水による急激な冷えが、肌へのダメージにつながります。
40℃前後の熱いお湯の場合、必要な皮脂や角質まで洗い流されてしまうため、残念ながら逆効果に。
③ 泡をのせる
きめの細かい濃密な泡をクッションにして、やさしく顔をなでていきましょう。
シャボン玉を割らずに触るときのように、そーっと泡を顔の上で転がしていくイメージ。
ゴシゴシとこするような洗い方は、肌への刺激が強いため、ダメージにより乾燥や肌荒れや毛穴の広がり、黒ずみの原因となってしまいます。
そして重要な“きめの細かい泡”について、簡単に解説します。
きめの細かい泡とは、手を逆さにしても落ちないくらいの泡のことで、目安の量は両手大です。
2〜3cm洗顔料をとって、お湯を少しずつ足していくと、ふわふわの泡が作れるようになります。こちらの動画がわかりやすいので、真似してみてくださいね。
④ 手に顔を近づけてすすぐ
ぬるま湯でパシャパシャ洗い流すのではなく、手のひらにぬるま湯をためて、顔を近づけてすすぎましょう。
顎・こめかみ・髪の生えぎわは、すすぎ残しが多いゾーンなので、泡が残っていないか特にしっかりチェック。
ちなみにシャワーを直接顔に当てて洗い流すと、水流の強さが肌へのダメージになってしまい、顔のたるみを引き起こす原因になるのでNGです。
⑤ 拭くときもやさしく
肌へダメージを与えないように洗顔をした後、タオルでゴシゴシと拭いていませんか?
それでは、ココまでの努力がもったいない!実は、洗顔よりも “拭く”ときのほうが摩擦を与えやすいので要注意。
ダメージを与えないように拭くコツは、ポンポンとおさえるように水分を拭き取っていくことです。
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ここが知りたい!洗顔のQ&A
ここまでお伝えしてきた洗顔の大事な5つのポイントを意識するうえで、よくある質問をまとめました。まだまだわからないところが多いな〜と思う人もチェックしてみてください。
Q1. 洗顔は1日に何回?
オススメは2回。
洗う回数が多くなると、肌に必要な皮脂や角質まで落としてしまい、乾燥を引き起こす要因に。また肌は乾燥すると、必要な皮脂を補うために分泌するので元どおり。
Q2. 洗顔料は毎回必要?
朝は洗顔料をつけずに、ぬるま湯だけで洗う人もいると思いますが、朝と夜で落としたいモノが少しちがうので、洗顔料は毎回使用しましょう。
朝は寝ている間に蓄積した皮脂や寝汗・空気中のホコリ、夜はメイクや皮脂汚れを落とすために、洗顔を行います。
Q3. 泡立てネットを使ってもOK?
最近では100円ショップでも売っており、安く手に入るようになった泡立てネット。
きめ細かい泡がスピーディーで簡単にできる便利なアイテムですが、放っておくと雑菌が繁殖してしまい、肌トラブルの原因に。
水気を切る・定期的な交換など、泡立てネットを衛生的に保ち続けることが重要になってくるので、手で泡立てることが理想です。
Q4. 泡をのせる順番は?
皮脂が多いゾーンから順番に、Tゾーン(額・鼻まわり)→フェイスライン(頬・顎)→目元・口元へと泡をのせていきましょう。
fa-hand-o-rightココでグッと美肌に近づく!
・鼻のまわりは、指の腹を使って。
・顎はニキビや古い角質によるザラザラ感が残りやすいところなので、念入りに。
・目元や口元は皮膚が薄いので、泡をのせるだけでOK。
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まとめ
今回は、スキンケアの基本「洗顔」についてお伝えしました。
キーワードは「肌へのダメージを与えない」ことです。
重要な5つのポイント「1分半以内 / ぬるま湯 / 泡をのせる / 手に顔を近づけてすすぐ / 拭くときもやさしく」を意識しながら、毎日の洗顔に取り組み、美肌をつくっていきましょう。