“美肌”と聞いて、どんな肌をイメージしますか?
健康的なハリのある肌トラブルがない肌でしょうか。いやもっと踏み込んで、赤ちゃんのような毛穴やシミ・そばかすがない白くてモチモチ肌でしょうか。
とある女性雑誌のアンケートではアラサーからの肌悩みトップ2が、「くすみ・シミ・そばかす」と「毛穴」だったそうです。
簡単にまとめてココでは、すっぴん肌が毛穴なし・くすみがない透明感のある肌を美肌としましょう。
今回は女性が憧れる美肌をつくるために、家でできる美肌ケアの基本についてみていきます。
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アラサーは隠れ乾燥肌の可能性大
アラサー以降の肌の傾向として、①Tゾーンは皮脂が多くなりベタついてテカリやすくなる、②Uゾーンは水分量が減りカサついて乾燥しやすくなる、③目元や口元は水分だけではなく皮脂も減ってシワができやすくなります。
オイリー肌・乾燥肌と思って20代を過ごしてきたアナタも実は知らず知らずのうちにインナードライ肌になっているかもしれません。
インナードライ肌とは、肌の表面はベタついているけれども肌の内側は乾燥している状態。
ベタついているからスキンケアは化粧水だけ!という人はNGですよ。
化粧水だけでは肌にフタがないため、すぐに肌の水分が蒸発して乾燥につながります。化粧水の後はしっかり乳液で保湿することが大切。
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毛穴は洗顔できていない証拠!?
しっかり保湿しているのに、毛穴やくすみがある……というアナタ。顔の汚れが完全に落ちていないのかもしれません。
メイクをしたまま寝てしまうというのはもってのほか!
(といいつつ私自身20代前半まで50%以上そのまま寝ていたので、当然のように毛穴ができました…。)
メイクは必ず落として、その日の汚れはその日に洗顔をして残さずに落としましょう。
毛穴があるということはつまりくぼみの中に、余分な皮脂や古い角質が残っている証拠。
洗顔をしてくぼみの汚れを落としていくと、毛穴をキュッと引き締めることにもつながりますよ。
ただし毛穴をゴシゴシこすって落とすのは逆効果になるので、刺激を与えずに泡でやさしく洗うことが大切です。
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腸内環境が悪いと肌荒れになるワケ
腸内環境が悪いと肌荒れが起きやすくなるって聞いたことありませんか?
便秘により老廃物が腸内に長くとどまって外へ排出されないことで、体のなかで以下のようなことが起きます。
② 有害物質が腸に吸収 → 血液によって全身をめぐる
③ 汗や皮脂とともに有害物質も肌から排出される
有害物質が肌の角質や皮脂と結びつくこと自体が肌への刺激となり、肌のターンオーバーにも影響を与えて肌荒れへとつながっているようです。
腸内を整えるだけでウンと肌トラブルが軽減されるのであれば、これはやるしかないでしょう!
腸内環境を整えるイメージです。
世間でよくいわれている腸内環境を整えるコツはご存知の人も多いとは思いますが、今からできることばかりなのでおさらいのつもりで見てくださいね。
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起床後に水を飲む
ちょっと難しい話になりますが、よく言われる起床後に水を飲む理由は自律神経がかかわってきます。
自律神経とは、意志とは無関係に、血管・内臓・汗腺など体の機能を自動的に調整する神経。
・交感神経……体中を元気にする神経(アドレナリン)
・副交感神経……体中を落ち着かせリラックスさせる神経
寝ているときはリラックス状態なので副交感神経がはたらくことで、実は腸の動きは活発。
ですが、腸から外へ排出するためには交感神経のはたらきが必要になるため、腸を刺激させるべく朝起きたらコップ1杯の水を飲みましょうと言われるようになりました。
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食物繊維が豊富なものを食べる
便秘予防のために食物繊維が豊富な食べものを摂りましょうということも、よく聞くと思います。
食物繊維は、大きく2つの種類に分けられます。
・水溶性食物繊維……便をやわらかくして腸内のすべりを良くする役割
・不溶性食物繊維……便のかさ(量)を増やして、腸の動きを活発にする役割
ここでは種類関係なく食物繊維が豊富な食べものをいくつか挙げますので、少し意識して食べるようにしていきましょう。
穀物類 | 玄米・麦飯・大麦・ライ麦パン |
野菜 | ごぼう・さつまいも・かぼちゃ・タケノコ |
くだもの | バナナ・りんご |
キノコ類 | しいたけ・しめじ |
海藻類 | わかめ・ひじき |
豆類 | 納豆・いんげん豆・オクラ |
増えてしまった悪玉菌とのバランスを整えるために善玉菌が多い飲料や発酵食品、善玉菌のエサになるオリゴ糖を食べるのも効果的。
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まとめ
今回は美肌の基本についてお伝えしました。
・洗顔をしてその日の汚れはその日のうちに落とす。
・水分量は減少し乾燥しがちなので、しっかり保湿。
・肌荒れの敵である便秘を解消!
毛穴なし・くすみなし、肌トラブルなしのキレイな肌になるために、今日からできることを少しずつ取り組んでいきましょう。