プロテインというワードを一度は聞いたことがあると思いますが、日常的に摂っていますか?
ひと昔前まではアスリートや筋トレをする人が筋肉量を増やすために飲むイメージが強かったですが、ここ数年で健康意識が高まりからなのかプロテインを摂取する人が増え、スーパーやドラッグストアでも手軽に買えるようになりました。
ではなぜ健康のためにプロテインを摂るのでしょう?そもそもプロテインってなんでしょう。
今回はプロテインとは何か・どうして健康的に注目されているのか、プロテインの基本についてお伝えします。
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プロテイン=たんぱく質
最近こそ健康意識の高まりから日常的にプロテインを摂る人が増えていますが、10年近く前まではアスリートやボディービルダーなど体を鍛えるための飲み物というイメージが強かったと思います。
そもそもプロテインとは何でしょうか?たんぱく質について広辞苑の説明を見てみましょう。
たんぱくしつ(蛋白質/protein)
生物体の構成成分の一つで、鎖状につながった数十個以上のアミノ酸から成る。
細胞質や核に含まれるものは生命現象に密接な関係をもつ。動物の重要な栄養素の一つ。
広辞苑 第六版 岩波書店
というわけで、たんぱく質のことを英語でprotein(プロテイン)と言うのでプロテインとたんぱく質は同じものですが、日本ではたんぱく質を粉末状にしたものをプロテインと表現する傾向があります。
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1日にどれくらい必要?
広辞苑にも書いてあるとおり、たんぱく質は細胞を構成しており人間が生きていくために欠かせない重要なものなんです。
細胞と密接にかかわっているということは筋肉や内臓、皮膚や髪の毛、爪・骨・血液など体と呼ばれる部位は、すべてたんぱく質のおかげと言っても過言ではありません。
普段私たちはそんなたんぱく質を肉や魚、卵・乳製品・大豆製品など多く含んでいる食事から摂っていますが、充分に足りているのでしょうか?
そもそも人間が健康的に生きていくために必要な1日のたんぱく質は、体重1kgあたり1gと言われています。体重が50kgの場合は1日に50gのたんぱく質をとる必要があるのです。
1日に50gのたんぱく質を食事から摂る場合、鶏のむね肉なら1+1/4枚、卵なら7個、牛乳なら200mlを8杯、マグロの赤身なら200g(10切れ程度)です。複数を組み合わせるとはいえ予想よりもかなり多い量を摂取しなければいけません…。
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たんぱく質が不足すると?
体重50kgの場合は1日に必要なたんぱく質50gを摂るために、毎日栄養バランスを考えて3回食べても難しいことが考えられます。
ですがそもそも1回の食事量が少ない人や朝ごはんなど食事を抜いてしまう人、丼ものや麺類・パンだけで食事を済ます人などはより足りないかもしれません。
生きていくために不可欠なたんぱく質が不足すると、目に見える・見えないにかかわらず自分の知らない間に、体の不調があらわれている可能性大。
具体的にはシワやたるみなど皮膚にハリがない・髪のツヤがなくなった、筋力が低下してしまいボディラインが乱れる・姿勢が悪くなる、集中力が低下してボーッとしやすくなる
……本当にたんぱく質不足による悪影響がたくさんあります。
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不足分をプロテインで補う
食事だけではまかなえず不足しているたんぱく質を補う方法として、プロテインを摂取するのです。
不足分を補うだけで、肌のハリや髪のツヤが生まれて筋力が維持できて集中力アップにつながると考えられる点もあり、プロテインを飲む人が増えてきました。
ちなみにプロテインにはホエイプロテイン・カゼインプロテイン・大豆プロテインがあるため、どれが良いのか迷ってしまいますが3つの違いは吸収のスピードです。
筋トレをした後は負荷がかかりダメージを受けている筋肉を修復するために、吸収スピードが速いホエイプロテインがオススメですが、あくまで不足分のたんぱく質を補う目的であれば、カゼインプロテインや大豆プロテインでOK。
自分の口に合う味で決めるのもいいでしょう。
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まとめ
今回はプロテインの基本についてお伝えしました。
たんぱく質とプロテインは同じものであり、人間が生きていく上でとても重要な役割をもっています。
普段の食事で1日に必要なたんぱく質がとれていないな〜と思ったら、手軽に摂取できるプロテインを取り入れてみてください。