「手と首は年齢を隠せない」って聞いたことありませんか?
シワが出やすいから年齢を隠せないといわれるのですが、たしかに顔のハリをキープしていても首のシワが目立つ人もいるのが現実。
これを読んでいる人のなかにも20代前半まで全然意識すらしていなかったのに、25歳をすぎて急に首にシワが……!なんて経験あるのではないでしょうか。(私もその1人です。シワを見つけたときの衝撃といったら…)
首のシワをつくらないために!お肌の曲がり角である20代後半からできることをお伝えします。
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顔より薄い!首の皮膚について
どうして意識してケアをしていないと、年齢を重ねるごとに首のシワができてしまうのでしょうか?
それは首の皮膚について見ていくと少しずつわかってきます。
意外と知られていませんが、実は首の皮膚は目のまわりと同じくらいとっても薄く、卵の薄皮ぐらいなんです。
よく見ると卵の薄皮あります。
シワができる原因は、乾燥によって肌の角質部分の水分量が減ることでハリを失い、肌のキメが乱れてしまうこと。
つまり皮膚が薄い=元々の水分量が少ないうえに、乾燥によってさらに水分量が減ってしまいシワができることがわかると思います。
また30〜40代になると、女性の美に重要なエストロゲンという女性ホルモンが少しずつ減ってくることも関わってきます。
エストロゲンは肌のハリを保つコラーゲンやヒアルロン酸をつくる手助けをしているため、年齢とともにエストロゲンの分泌が減少することでさらにハリが失われることでシワにつながるというダブルパンチ状態。
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首にシワができる大きな原因3つ
皮膚の構造やホルモン状態から、前提として首にシワができやすいということがわかったと思いますが、普段の行動がシワをつくる原因になっている可能性も大。
大きく3つありますので、ひとつずつ見ていきましょう。
猫背・姿勢が悪い
スマートフォンを長時間使っていると、視線が下になってしまい首が前に出ていませんか?
猫背を想像してみてください。背中が丸まった状態というのは両肩が内側に入っており、顔が前へ突き出ています。
その状態でPCやスマホを見ると顔ごと下へ傾けるので、首の前側部分にシワができてしまうのです。
つまりスマホや携帯電話がなかった時代よりも、もっと意識して姿勢を正しく整えないと、知らず知らずのうちに自分で首のシワをつくってしまうということですね。
乾燥
先ほど少し触れましたが、肌が乾燥すると水分量が減るのでハリが失われてシワになります。
首は皮膚が薄い分もともとの水分量が少ないため、顔よりもずっと乾燥に気をつけなければいけません。首にとって乾燥は大敵です。
そして乾燥しやすい部位ということも合わせて覚えておきましょう。そういえば首だけプルプルに潤っているという人いないですもんね。
紫外線
肌に影響をおよぼす紫外線はUVAとUVBの2つがあるのですが、シワをつくるのはUVA(紫外線A波)です。
雲や窓ガラスがあっても屋外の約70%通り抜け、真皮と呼ばれる肌の深いところまで届くので、肌のハリを保つコラーゲンを破壊していきます。
しかもすぐにはシワにならず長時間浴び続けることでジワジワと破壊するので、気が付けばシワができている!という事態に。
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つくらない!首のシワ対策
シワを作らないことが一番大切ですがココではシワを作らない方法を見ていきましょう。もちろんすでにできてしまったシワの撃退にも有効ですよ。
姿勢を正す
今の時代はPCやスマホを見るな!というのは不可能なので、シワをつくらないためには見るときの姿勢を意識することが大切です。
首を前に出して顔を下に向けないようにする=視線を前に向けた状態を保つ、つまりスマホを目線と同じ位置に上げましょう。
PCの場合は背中を丸めずにシュッと伸ばして首の位置を正すだけでも、首のシワができにくくなりますし、画面を見やすくするために高さの調整ができるスタンドを活用するのもいいですね。
首までしっかり保湿
首は乾燥しやすい=肌が乾燥しやすいと聞けば、ピンと来る人も多いのではないでしょうか。乾燥対策・感想予防に欠かせないのは“保湿”です。
顔のスキンケアをする際に、合わせて首まで化粧水+乳液を付けましょう。
Twitterで見つけたこの女性(コスプレイヤーの鷹村アオイさん)は、20代から首筋から胸元にかけたデコルテまでを顔と認識してスキンケアをしてきたそうです。その結果がこちら!40代に見えない……!
首にシワがないですね。と言われたので私が20歳から続けているシワの改善方法です。若くてもシワが刻まれている人もいますが(昔の私がそうでした)こちらを続けていくと薄くなるので試してみてください。続けていくと効果が出ます。あと枕は低め。#アオイトレ pic.twitter.com/odgcpYvmXF
— 🌹鷹村アオイ🌹 (@aoi_takamura) June 19, 2019
偶然このツイートを見てから私も首までをスキンケアと意識するようになりました。
ちなみに首のシワはたいてい横向きにできるので、スキンケアのついでにマッサージをする時は横方向にしてくださいね。
日焼け止めを塗る
シワをつくる原因が紫外線なら、行うべき対策は紫外線予防ですね。
首は日焼け止めを塗るときに塗りムラや塗り忘れてしまうことが多い部位なので、しっかりとキレイに塗る・こまめに塗り直すということを意識するだけでもちがいますよ。
UVA(紫外線A波)は曇りの日に室内にいても、窓ガラスを通り抜けて肌に届くので、日中室内にいるときにも日焼け止めを忘れないことが大切です。
日焼け止めについてはコチラにまとめていますので、もっときちんと理解してから取り組みたい人はぜひ合わせて見てください。
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まとめ
今回はシワのなかでも“首のシワ”についてお伝えしました。
20代後半から急に出現する首のシワ。残念ながら年齢的な理由があるのは事実ですが、それだけで諦めるのはもったいない!
日々のスキンケアで首まで保湿して、姿勢を正して、紫外線予防をするだけでも、変わってきますので、地道に取り組んでいきましょう。