ダイエットの近道は悪玉コレステロールを減らすこと

 

 

 

世の中にはダイエットに励んで体重は減ったけれど、健康診断で“コレステロールが高め”という結果だった人もいるようです。

もし40・50代が気にする値だと思っていたら大間違い!若い頃からの生活習慣が数値として表れているといっても過言ではありません。

体に良くないイメージがあるコレステロールについて知ると、健康だけではなくダイエットにもつながる確率がグッと上がります。

今回はダイエットでは切っても切れないコレステロールについて見ていきましょう。

 

 

 

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脂質はダイエットの敵じゃない?

脂質は二の腕やお腹・太ももに付くぜい肉となってしまう…というイメージが強いかもしれませんが、身体の中で大事な役割を果たしているんです。

  • 栄養素を体にたくわえて、必要に応じて分解してエネルギーにする
  • 体温を維持する
  • 細胞膜やホルモンをつくる材料になる
  • 脳や内臓を維持する
  • 脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)の吸収を促す


つまり脂質をダイエットの敵とばかりに極端に制限してしまうと、エネルギーが不足して体力の低下し、ホルモンバランスの乱れにつながって疲れやすくなる原因に。

 

といって脂質の一種であるLDLコレステロールが増えすぎると、血管にとどまりやすくなり動脈硬化や血管がつまり心筋梗塞・脳梗塞など命に危険が及ぶ可能性が高くなるのです。

 

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LDL(悪玉)コレステロールって悪い?

悪いイメージがあるLDLコレステロールについて、ちょっと掘り下げて見ていきましょう。

LDLコレステロール(Low Density Liboprotein Cholesterol:低比重リボタンパク)は、先述した脂質の役割の中でも“ホルモンを作り出す細胞膜の形成する”部分を担っています。


ただ血液中でLDLコレステロールが増えすぎると、酸化した形で血管壁にくっついて蓄積されてしまい動脈硬化を招く原因になるのです。動脈硬化によって血管内が狭くなることで起こる狭心症、血管が詰まって起こる心筋梗塞や脳梗塞など重大な病気になりかねません。


コレステロールが血管壁にくっついている図


このような背景からLDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれることが多いのです。細胞膜とホルモンのために働いているのに、増えすぎたばかりに悪者扱いされるのはちょっとかわいそうな気がしてきませんか?

 

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HDLコレステロールはなんで良いの?

通称・悪玉コレステロールであるLDLコレステロールと対照的なHDLコレステロールについても詳しく見ていきましょう。


HDLコレステロール(High Density Liboprotein Cholesterol:高比重リボタンパク)は、増えすぎたコレステロールを末梢の細胞から回収して取り除く役割を担っています。

血管内に溜まった(酸化された)コレステロールを除去する

→ 血管が硬くならない・詰まらない

→ 血栓予防になる

→ 動脈硬化を抑制につながる

 

というわけで、HDLコレステロールは善玉コレステロールと呼ばれているのです。

酸化されたコレステロールを除去するということは抗酸化作用があるともいえますね。つまりアンチエイジングにも……!?

 

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コレステロールをコントロールしたい!

善玉コレステロールと悪玉コレステロールどちらもバランスが大切になりますが、残念ながら1回〇〇でOK!のような魔法はありません。日々の食事や運動を積み重ねていくことが最善かつ健康的な近道です。

 

テレビや雑誌などいろんなところで善玉コレステロールを増やすためには運動!悪玉コレステロールを減らすためには運動!といわれている通り“運動”が効果的ですが、苦手な人や今までしてこなかった人にとってはハードルが高いのも事実。

ここではLDLコレステロールを減らすための食事を見ていきます。1つで取り入れるところから始めましょう。

  • 豆腐や納豆・豆乳などの大豆たんぱく
  • DHA・EPAが豊富な魚やオリーブオイル(LDLだけを減らす効果あり)
  • 海藻・玄米・全粒粉など食物繊維が豊富なもの
  • ビタミンC・ビタミンE・βカロテン・ポリフェノールなど抗酸化作用があるもの

 

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まとめ

今回はダイエットの敵と見られがちな脂質の1つ・コレステロールについてお伝えしました。

HDLコレステロールは善玉コレステロール、LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれている理由がわかりましたか?

LDLコレステロールが増えすぎると重篤な病気を引き起こす可能性が高くなりますが、不足すると細胞膜やホルモンを作り出せません。

常にバランスを保つために、特に増えがちな悪玉コレステロールを減らす意識をもって、日々の食事の中でちょっと工夫をすることから始めましょう。

 

 

 

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