肌に良さそうなオーガニック・無添加のちがいって?

 

 

 

最近のスキンケア用品やコスメを見ると、無添加やオーガニックなど肌に良さそうなものがたくさんありますが、むしろ多すぎてどれを選べばいいのか困っている人もいるのではないでしょうか。

どのような違いがあるのかについては私も全然わからず、肌に良さそうだなと思った商品を勘とその時の気分で選んでいました(笑)

今回はよく見かけるオーガニック・無添加・ボタニカル・自然派の4つのワードについてまとめましたので、ざっくりと特徴を知りましょう。

 

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オーガニック

よく耳にするオーガニックについて見ていきましょう。

オーガニック(organic)は日本語では“有機の”と訳され、農薬や化学肥料を避けてつくられた植物を使って、添加物など化学用品をいれずに加工したもの。

食品には農産物・加工食品・畜産・飼料において登録認証機関が検査して認められたものだけが“有機JASマーク”を貼って有機食品として売ることができると決められていますが、日本の化粧品には明確な定義はありません。

 

有機栽培でつくられた植物を使用していること、化学肥料や遺伝子組み換えの原料を使わずに配合している場合“オーガニック”としていると考えて良さそうです。

農林水産省の有機食品の検査認証制度について詳しく知りたい人はこちら。

 

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無添加

文字どおり解釈すれば添加物が無いから無添加かな?と思ってしまいますが、ココでも意外な落とし穴が潜んでいます。

日本では体質によってまれに皮膚障害やアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れがあるとわかっている102種類の成分があります。今はどの化粧品の裏面を見ると全成分が表示されていますが、2001年3月まではこの102種類の表示指定成分だけでした。

 

ほとんどのスキンケア用品や化粧品は102種類を使っていない場合に無添加と表しています。

ちなみに日本は102種類ですが、アメリカ約800種類・ヨーロッパ約5000種類も定められているので、日本のものは外国では禁止された多くの成分を使用しているとも考えられます。

 

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ボタニカル

ボタニカル(botanical)は日本語では“植物の”と訳され、主に植物由来の/植物からつくられたものを総合した表現。

生活の中に観葉植物をはじめとする緑の多い植物を取り入れた生活をするボタニカルライフは、家にいながら癒し・安らぎなどリラックス効果も。

植物からつくられた商品をボタニカルと表すことができるわけですが、同じく植物をつかったオーガニックとの違いは原料が有機栽培されたものかどうかによります。

 

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自然派

そういえばカタカナではないけれど似たような言葉で“自然派”と書かれたコスメもよく見かけませんか?

一般的に自然派化粧品あるいはナチュラルコスメと書かれていますが、ナチュラルはご存知のとおり“天然の”“自然な”という意味があり、自然由来の動植物を原料とした成分をつかって、化学的な成分をできるだけ入れずにつくったものを指します。


オーガニックやボタニカルとの違いは何だろう?と思ったあなた、ナチュラルは1%でも植物由来の成分が入っていれば、自然派化粧品(ナチュラルコスメ)と呼ぶことができるくらい広く捉えちゃいましょう。

 

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まとめ

今回は体に良さそうなワード“オーガニック・無添加・ボタニカル・自然派”について見てきました。

似ているようでちょっとずつ違いますが、どれが特別良いというわけではありません。

どんな種類の成分がどれくらい配合されているのか、安定剤や防腐剤・着色料・香料は入っているのかなどを、自分の目で見て自分の肌に合うスキンケア用品や化粧品を選ぶことが大切です。

 

 

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