ツヤツヤしてサラサラの髪の毛を見ると、キレイだな〜とうっとりすると同時に憧れますよね。
枝毛やパサつきが気になる、カラー・パーマのし過ぎで髪の毛が痛んでいる、夏は紫外線を浴びてダメージが大きい気がする……など、さまざまな髪の毛に関する悩み。
髪の毛のお手入れ・ヘアケアは毎日しっかりとしていますか?
トリートメントしているから大丈夫と思うのは大きな間違いです。髪は女の命と表現されることもあるくらい大切なパーツ。
今回は誰でもお金をかけずに今日からすぐに実践できる、どの悩みでも共通して大切なヘアケアについてお伝えします。
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洗う前にブラッシング
シャンプーをする前に、ブラッシングをしましょう。
あらかじめ髪の毛に付着したホコリやフケ、抜け毛などを取り除くことはもちろん、シャンプー中の絡まり予防にもなります。
私自身、髪の毛を洗う前に軽くブラッシングをするようになってから、シャンプー中のギシギシ感が減って洗いやすくなりました。
髪の毛へのダメージを少なくする方法ともいえますので、意識して実践してみてください。
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髪を濡らすだけで70%洗える!?
シャップーを付ける前に髪の毛を濡らしている人は多いと思いますが、サッと濡らしてすぐにシャンプーしていませんか?
サラサラの髪を目指すなら、かなりもったいないかもしれません。
髪のプロである美容師さんも言っているとおり、髪の毛に付いている汚れの70%程度はお湯だけで落とすことができます。
逆にお湯だけで落とせずシャンプーを必要とするものは、髪の毛をセットするために使用したスタイリング剤や酸化した頭皮の皮脂など。
ちなみにシャンプーをしてから24時間を経過すると、皮脂が酸化してしまいベタつきやニオイの原因になってしまいます。
髪の毛を濡らすときのコツは、1分程度ゆっくり時間をかけて、指の腹で頭皮をもみほぐすイメージで行うこと。
髪の毛だけではなく頭皮も濡らすことで、シャンプーが泡立ちやすくなり少量で済むから節約にもなって一石二鳥ですね。
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シャンプーはマッサージするように
お湯でしっかりと髪を濡らした後、いよいよシャンプーを付けて洗っていきます。
頭にかゆみを感じると、つい爪を立ててゴシゴシ洗いたくなりますが、サラサラな髪の毛になるためには控えてほしいところ。
シャンプーをするときの重要なポイントは、髪の毛ではなく地肌を洗うという意識をもって行うこと。
地肌というのは、髪の毛で覆われているとはいえ“お肌”です。なるべく刺激を与えずにやさしく洗うためには、髪の毛を濡らすときと同じように指の腹で地肌をマッサージするような気持ちでやさしくもみほぐすと良いでしょう。
洗い残しは刺激になって肌トラブルの原因になるので、洗い残しが多い生え際や耳の周りは、特に意識してしっかりとすすぐことも大切です。
ちなみにトリートメントやコンディショナーは、地肌に付くことでかえって刺激となってダメージになるものが多いので要注意。
髪の根元ではなく中間から毛先に向かって付けるようにしてくださいね。
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ドライヤーは上から下へ
ロングの場合は特にドライヤーするだけで時間がかかって、腕も疲れる……夏はすぐ乾くから自然乾燥にしている人もいるのではないでしょうか?
濡れたままの髪の毛は、一番ダメージを受けやすくデリケートな状態です。
髪の毛の表面部分はキューティクルと呼ばれる組織で覆われており、ツヤのあるサラサラした美しい髪の源。
摩擦やアイロンなどの熱、水で濡れた状態ではキューティクル が弱くなってしまい、枝毛や切れ毛を引き起こします。
キューティクル のイメージ
つまりドライヤーの熱風を長時間髪の毛に当て続けることもダメージになることを忘れないでくださいね。
なるべくドライヤーの時間を少なくするためにも、ドライヤーの前にタオルで水分を拭き取るタオルドライは鉄則。
ドライヤーで乾かす順番は、◯◯の次は△△で…と部位を書き出すと細かくなって覚えられないので、基本は根元から毛先へと行います。
乾きにくい上からドライヤーを当てるよう意識するだけでも、グッと短時間になるだけではなく髪の毛にも良いんです。
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まとめ
今回は髪の毛のお手入れ・ヘアケアの基本についてお伝えしました。
これまでやってきた予洗い・シャンプー・ドライヤーの方法が違っていたら、今日から少し変えるだけで、グッとツヤツヤした美しい髪へと近づくと思います。
まずはお金をかけないで工夫することから、ヘアケアに取り組んで一緒にツヤツヤの髪の毛になりましょう。