マスクは新型コロナウイルスの感染対策に必須アイテムなので、必然と毎日の生活に欠かせなくなりました。
毎日マスクをつけ続けることで、赤みやかゆみ・ニキビなどの肌トラブルを実感する人が急増しているんです。
肌に関するトラブルとは無縁だった私も、友人にビックリされるほど頬にニキビが続出しました。
今回はマスクによる肌荒れの原因と、感染と肌トラブルの両方の対策についてみていきます。
***
原因① ムレ&乾燥
マスクの内側は吐いた息(呼気)でいっぱいになっているので、肌が潤っている感じがするかもしれませんが、言い換えると温度と湿度がともに高い空間ということです。
つまり梅雨入りや夏になると気を付けなければならない食中毒が起きることを思い出すと、雑菌が繁殖しやすいのです。
またマスクの内側は風呂上がりやサウナと似た状況なので、肌はふやけやすく、ふやけた後の肌はバリア機能が失われた状態。
ただでさえ、雑菌が入り込みやすくなってしまう上に、暑い時期はニキビや吹き出物の原因である汗や皮脂が増えるため、肌にとって悪条件。
おまけに水分補給やご飯のときなど、マスクを外すと内側の湿気が一気に蒸発するだけではなく、肌内部の水分も奪われてしまい、今度は乾燥してしまうんです。
特に乾燥しやすい秋や冬は顕著にみられ、カサつきやつっぱり、かゆみの原因に。
***
原因② 摩擦&刺激
マスクの付け外しやズレを直すたびに、どうしても肌とマスクの繊維がこすれ合ってしまうもの。実は肌の表皮の最も外側にあり角層が削られているそうです。
さまざまな刺激を守るバリア機能がなくなるので、肌がデリケートな状態になっている状態。
つまりちょっとした刺激でも赤みやかぶれ、ニキビができる原因になってしまうのです。
例えば、マスクのサイズが合っていないことに起こる小さな摩擦・マスクの素材・洗える布マスクの場合は繊維に残っている洗剤成分の可能性……など考えられる刺激はさまざま。
肌への刺激が少ない化粧品や、肌の表面に保護膜をつくるワセリンやヘパリン類似物質を含むクリームを使ってスキンケアを使うことが大切になってきます。
感染予防として一番効果があることがわかっている不織布マスクですが、使うごとに毛羽立つので肌への刺激が大きいので毎日交換することが望ましいです。
綿ガーゼやコットン、シルクなどの肌当たりがやさしく、吸湿性にすぐれた天然素材のものが肌にとっては○。
***
外は不織布・内はコットンがオススメ
とはいえ、ベストは感染予防をしっかりできて肌トラブルを予防できる、外は不織布・内はコットンなマスクだと思います。
不織布マスクと肌の間にガーゼやコットンを挟むという対策を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
私も実際に試したことがあるのですが、内側に挟んだガーゼがズレてマスクの端っこから見えてしまう・マスクを外したときに落ちてしまうなど困った事態になりました。
なんとかならないものか……と考えてたくさん探して理想的なマスクをいくつか見つけたので、いくつか紹介します。
不織布マスクの内側に、シルクでできたマスクを付けるという二重マスクスタイル。この内側に付けるマスクをインナーマスクといいます。洗って繰り返し使えるのも魅力的。
不織布マスクのゴム紐に引っ掛けるため、ズレや落ちる心配不要。
インナーマスクって二重に付ける分暑くなるのでは?という不安を解消するため、通気性の良い織り方のシルク生地を使い、口元に空間を確保するべくワイヤーが内蔵されています。
不織布マスクにマジックテープで貼り付けるタイプなので、見た目も全然気になりません。もちろん洗って繰り返し使えます。
外は不織布、内はコットンの理想的なマスクが実際に商品としてありました。使い捨てなので、毎回キレイなマスクを使えるのは嬉しいポイント。
イトーヨーカドーのネット通販か実店舗で購入できます。
***
まとめ
今回はマスクと肌トラブルについてお伝えしました。
マスクを長時間つけることで肌がムレるだけではなく、マスクを外したときの乾燥してしまうことを覚えておきましょう。
またマスクの付け外しによる摩擦と刺激が肌トラブルの大きな原因!感染予防のために外は不織布マスク、内は肌にやさしい素材にすることが理想的。
肌トラブルや悩みに合わせたマスクも売られていますので、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか。