ベースメイクといえば、①スキンケアをした後に、②日焼け止め、③化粧下地、④ファンデーションとたくさん工程があります。さらにコンシーラーやハーライト・シェーディンをして整えますよね。
どうしてもメイクをする時間が充分に取れないバタバタする時には、ひとつひとつを丁寧に塗るのは難しいもの。
メイクをする時間は限られているけれど、手抜きはしたくない&肌もキレイに見せたい!という時にもってこいなアイテムが、オールインワンと呼ばれるBBクリームとCCクリーム。
あれ?BBクリームとCCクリームって同じ?名前が違うから別物?と思ったそこのあなたのために、今回はBBクリームとCCクリームについて見ていきます。
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カバーしたいならBBクリーム
BBクリームはブレミッシュバーム(Blemish Balm)クリームの頭文字をとったものですが、欧米ではビューティーバーム(Beauty Balm)と呼ばれています。
ブレミッシュというワードが聞き慣れない人もいると思うので、英和辞典で意味を調べました。
1.(皮膚や物の表面の)しみ、汚れ、傷
2.(人の評判・経歴などを傷つける)汚点、欠点
参照:ロングマン英和辞典
つまりシミやくすみ、毛穴など肌の気になる部分をカバーするためのクリームです。カバー力重視!
元々ドイツの皮膚科医がピーリング(角質ケア)や手術をした後に皮膚を保護する目的で処方していました。1960年代に医学的な視点で作られたクリームです。
ファンデーションの役割に加えて、多くのBBクリームには乳液・美容液・日焼け止め・コンシーラー・化粧下地の成分も含まれているオールインワンアイテムなので、カバーしたいけど厚塗りは避けたいという人にピッタリ。
とはいえ、BBクリームだけだとヨレがちょっと不安…という場合は、BBクリームを塗った後に仕上げとしてフェイスパウダーを使うと良いでしょう。
何から始めたら良いか悩んでいるメイク初心者さんや、何かとパタパタとい忙しい朝、旅行やお出かけなどパパッとメイクしたい時にもってこいですね。
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肌ムラを整えるCCクリーム
CCクリームはカラーコントロール(Color Control)クリーム、あるいはケアコントロール (Care Control)クリームの頭文字をとったもの。
爆発的に人気商品となったBBクリームを見て、美容のプロがオールインワンとして足りないと感じた“肌色を補正する”を加えて作られました。
肌の色ムラを整えるだけではなくツヤを出してトーンアップする効果がある美肌アイテム。
保湿と日焼け止め、化粧下地の成分が含まれているためオールインワンとして優秀です。
ただファンデーションの成分は持ち合わせていないので、CCクリーム単独での使用はオススメできません。CCクリームを塗った後は、ファンデーションを忘れないようにしましょう。
血色感を出したい人はピンク系、赤みが気になる人はグリーン系、黄ぐすみ(黄色いくすみ)をカバーするパープル系を選ぶと良いですよ。
BBクリームより透明感がありナチュラルに仕上がります。
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まとめ
今回はベースメイクアイテムであるBBクリームとCCクリームの違いを見てきました。
- BBクリーム
一言で表すなら「カバー力」
シミやくすみ、毛穴をカバーしたい人向き
化粧下地・日焼け止め・ファンデーションの役割をもつオールインワンアイテム。 - CCクリーム
一言で表すなら「肌色補正」
肌ムラを整えたい人、肌をトーンアップしたい人向き
保湿・日焼け止め・化粧下地の役割をもつオールインワンアイテム
最近はカバー力があるBBクリームと、保湿と美容成分を含むCCクリームのいいとこ取りをしたDDクリーム(Dynamic Do-All / Daily Defense)も発売されています。え、最強?(笑)
DDクリームは別の機会にするとして、あなたの肌の状態に合わせてBBクリームとCCクリームを選びましょう。